大相撲三月場所は、やはり白鵬が優勝しました。
初場所後の舌禍で逆風が吹く中、優勝はお見事というしかありません。
ただ「つまらない」と感じる日本人は多いでしょう。
私もその一人です。
白鵬は「人種?差別されてる」と感じているようですが、それは違うのは普通の日本人ならわかりますね。
私たちは、強い日本人を見たいのです。白鵬が嫌いなんじゃない。
でも心の底で、相容れないものを感じているのも事実でしょう。
外国籍のままで親方になれなくて当然と思うでしょ?
大相撲に外国人要ります?相撲を国際化してどうするのでしょう?
私は、そもそも大相撲はスポーツと思っていません。神事を起源とする興行です。
五穀豊穣を祈る行事に、遊牧民を連れてこなくてもいいのでは。
根本を理解しあえることはないと考えます。
スポーツなら立ち合いに変化して、批判される理由はありません。勝てばいいわけです。
白鵬の張り手が批判されるのも、スポーツを超える何かを求めるからじゃないですか。
「相撲はスポーツ」と思っている人は、場所を生で観たことがないのだと思います。
桟敷席で光線を浴びて、ぴかぴか光っているお相撲さんは、ほんときれいです。
私が観たいのは、足の裏が天井を向くほど脚のあがる四股を踏める千代の富士や、きっとステロイドを使っていたのではないかと確信する、少し前の大横綱の堂々の土俵入りです。
勝負なんてどうでもいい。
注文相撲の真剣勝負より、腰が浮くほど熱のこもった八百長のほうが素敵です。
ぜひNHKには大相撲をスポーツコーナーで放送するのをやめていただきたい。
そして徐々に日本人だけの大相撲を再建して、日本人かくあるべしという精神世界を相撲によって表現してもらいたいと考えます。
今の時代なら双葉山の69連勝はあったでしょうか。日本人だけになったからといって、大相撲がつまらなくなるとは思いません。
三月場所は十五日間大入り満員だったとか。
相撲人気が復活?
いえいえ、景気が戻ってきたのですよ。それだけ。
若貴人気のころと、熱気がちがいます。
きれいどころと鼻の下の伸びたおっさんのカップルが目立つようになれば本物でしょう。