何度か書いていますが、私は休日に家でゆっくりと過ごすことができません。そのことが苦痛なんです。

ハワイなんかで、プールサイドで日がな一日のんびり過ごすなんて、懲役に等しいです。15分がせいぜい。

前日の土曜日も夕方から会議があって、酔っぱらって帰宅しているのですから、身体を休めればいいのにとは自分でも思います。

しかしじっとできず、昨日も朝からゴルフの打ちっぱなしに行き、その足でスポーツジムでトレーニング。脇目もふらずノンストップで1時間筋トレです。

遅めの昼食後、思い立って「司馬遼太郎記念館」を訪問しました。

司馬さんとの出会いは、父が買っていた「竜馬がゆく」が最初です。これも以前に書きましたが、私は歴史が嫌いで勉強しなかったので、成人して歴史に無知なのがとても恥ずかしく感じています。

いわゆる司馬史観ですので、のめりこむのは危険だと思いますが、彼の著作を片っ端から読みました。

「跳ぶが如く」の西郷隆盛、「世に棲む日々」の吉田松陰、高杉晋作、「花神」の大村益次郎、などなど魅力的な登場人物に、今の日本の彼我の差を残念に思いました。

司馬さんの死後、私邸横に安藤忠雄さん設計の記念館ができました。

圧倒されるのは彼の蔵書を11mの書架に展示してあることです。約2万冊とのこと。彼の蔵書は約6万冊とのことです。

上の方の書籍など何の本かわかりません。双眼鏡を持参すればよかった。

書籍の壁です。

残念ながら、館内は撮影禁止ですので、古い書籍の神の香りを味わいたい人はぜひ、行ってみてください。

ただただ圧倒されました。時期外れかなと思っていましたが、次々人々が訪ねてました。記念館横には、司馬さんの書斎がそのまま保存されています。

「行かなければ」と思いつつ、果たせなかったのですが、何か胸のつかえがとれた気がします。

息子のために「司馬遼太郎全集」を少しずつ購入していますが、彼も歴史に全く興味がなく、買い揃えるのもいかがなものかと、思案中ではあります。

東大阪の八戸ノ里駅の近くです。

住宅街の中にあり、これからの季節、静謐な雰囲気に浸るのもいいのではないでしょうか。