最近、医療に関して心が砕けそうな話題が多く、ブログを更新する元気も湧いてこなかったのですが、私の心持ちを理解していただくためにも、やはり続けようと思いました。

短い文章が多くなるとは思いますが、できるだけ多く更新してまいります。

まずはマイナ保険証です。

とうとう新たな保険証の発行が停止されました。現在の保険証は来年3月末まで使えることになっています。

便利なんだけどなぁ。マイナ保険証。

「個人情報が―!」と言ってる人がマスコミにもいますが、「はっきりとバカじゃない?」と思います。

当院でもマイナカードの情報は、保険証情報と、通院歴、投薬歴、検査歴程度です。他の情報なんてわかりません。

役所の端末ではまたそれなりに観ることができるのでしょうが、たぶん役所では医療情報は見られないと思います。

そのように運転免許試験場なら免許情報という具合に、閲覧できる情報が限定されてます。

今年も高齢者のインフルエンザワクチン接種でも、マイナカードを使ったおかげで、無料接種できることが分かった人は多かったですし。服薬している薬剤もすぐわかるので、無駄な投薬が減ります。

加えてお薬手帳が不要になるので、薬局に払う医療費も下がります。いいことづくめだとしか思わないのだが。

先日戸籍謄本を取り寄せましたが、コンビニで受け取れました。以前なら本籍地に小為替を送ってましたよね。

それに個人情報って何でしょう?知られたくないことなど普通の人はありますか?

マイナカードなど使わなくても、住基ネットがあるから、収入や納税情報など国は把握してますよ。

財産なんて、銀行や証券会社が報告するので、国はすべて把握しています。

朝のワイドショーにでている玉川某などカードも作ってないらしいけど、京大出てその程度?と思います。

官僚に逆らっても得することは何もない。とは毎日厚労省と戦っている医療者なら皆知ってます。

腹立つけど、じわじわと締め付けられると思います。

ただしスマホ保険証は、端末を置く経済的余裕が当院にはありませんので、設置する予定はありません。