昨日は、例によって勉強会へ行ってまいりました。私が深く関わっている団体です。1週間でくたくたになった身体をリフレッシュするため、スポーツクラブへ行きたかったのですが、勉強会の前に会議がありましたので、昼食もそこそこに出かけました。4時から会議、5時半から勉強会。今回は講演の座長も務めました。250名ほど出席する会ですので、粗相は許されません。しかも会の運営担当責任者ですので、いつもの何倍も疲れました。この会の責任者に指名されて2年、すっかり髪の毛が白くなりました。薄いのは前からです(泣)。その中で患者さんに役立つ情報を、いくつか。箇条書きにします。・老後の骨折予防は小学校から始める必要あり。・骨粗鬆症には体重、栄養、運動、生活習慣の4つの要素が大切。・閉経後は1日1万歩週4日で骨粗鬆症に有効。(高齢者じゃないよ!)・有酸素運動は記憶中枢である脳の海馬が発達する。 すなわち有酸素運動は認知症予防に有効である。・ウォーキングのし過ぎは転倒機会が増え、上肢の骨折が増える。・高齢者は腹筋運動より背筋運動。・筋パワーが大切。筋パワー=筋力 × 運動速度 運動速度を高めるほうが簡単。そのために繰り返し運動。今後、医療費抑制政策により、リハビリテーション、介護の質低下が予想されます。当院では、私の方針を理解してくださり、熱心に通院していただける方には運動療法を行い、認知症、寝たきり予防に邁進しようと考えます。「熱心」なというところがミソで、生半可には無理だよということです。週1回のリハビリで「よくならん」と言われても鼻白む。疲れた身体を引きずり、午後10時、塾を終えた息子と合流したのでした。一番頑張ったのは彼かも。
2017-06-25