夏休みが始まりました。子供たちは、楽しい毎日を過ごしているでしょうか。部活もよし、塾も良し。なんでもいいから夏休みでしかできないことをして欲しいですね。私にとって、小学校時代は朝から晩までテレビを見てました。両親が共働きでしたし、宿題も最初の3日くらいで済ませてしまいます。高校野球はほぼ全試合観てました。中学校では、塾の合間はすべて読書だったような。乱読でした。高校時代からは「新潮文庫の100冊」キャンペーンが始まりました。真剣に全冊読破に挑んだものです。まだ続いているんですね。息子にも挑戦を命じました。安倍公房の「砂の女」、井伏鱒二の「黒い雨」、梶井基次郎の「檸檬」、ドストエフスキーの「罪と罰」など我が家の本棚に並んでいる名著が選ばれています。もちろん最近の作家の著書もありますが。45年の時を経て、父子で同じ本を読めるなんて、幸せだなぁと思います。ただ黄ばんで少しかび臭い我が家の蔵書を息子が読むかどうかはわかりません。買い直してもいいから、古典を読んで、何か感じてくれればと願っています。