子供さんにはぜひ万博へ連れて行ってあげてください。特に小学校高学年から中学生。多感な彼らには、思わぬ化学反応を引き起こすかもしれません。
万博が行われたころは、米ソ2強の時代でした。ガガーリンが地球の周りを廻ったら、ケネディが対抗してアポロで月面着陸。
とにかく対抗心丸出しの言ってみればいい時代でした。
中国などは日本が承認していなかったから出展すらしていません。代わりに中華民国(台湾)が参加していました。
米国館は会場中央やや南側に、ソ連館は北西の端に位置してました。日本間は東の端です。ともに最大級の面積と建物が威容を誇りました。
小学校の粘土細工の時間には皆で万博のパビリオンを製作しました。私はソ連館を造りました。
ソ連館でのエピソード。夏休みに行きましたので、炎天下2時間半並びました。人気だったので一日14万人入館した日もあったそうです。途中で買ってもらったアイスクリームは美味しかった。乳脂肪分たっぷりのアイスクリームなんてめったに食べられるものではない時代です。アイスクリームなんて雪印のカップアイスすらめったに口にできませんでした。親はさぞ奮発してくれたのでしょう。
中は実物のソユーズ宇宙船もありましたが、共産主義の主張、自慢のオンパレードでしたね。
「ソ連では、医療費も、教育費も無料です。なんてありました。」スターリンの大虐殺など暗黒の歴史はマスコミが書きませんでした。北朝鮮も地上の楽園と称賛していたA新聞もありました。共産主義礼賛(A,M新聞は今もそうですね)。
我が家が貧しく両親が懸命に働いていることを知っている私(小4)は、父に「共産主義ていいな」と言ったそうです。父は震撼したらしいですが。子供たちが共産主義をよしと思うのは悪くないと思います。大人になると、怠け者も皆同じというのはドウヨ。と思わなければいけないとは思いますが。子供たちが理想を夢想するのは大事でしょう。こんな私も今はガチガチの保守です。
最前列でライヴを観たければ高い金を払うのが当たり前。共産主義では共産党員であることが必要です。
共産主義ではGDPが1万ドルで頭打ちになります。資本主義ではそこを楽々と超えていきます。貧富の差が大きくなりすぎているのは問題だと思いますが。