先週の土曜日、私たちの会である「大阪臨床整形外科医会」は10月8日の「骨と関節の日」にちなんで、「ロコモ市民公開講座」を開催しました。毎年大阪のいくつかの街で行っているのですが、今年は堺市が選ばれました。なぜか私がその主催側の責任者ということになりました。ほぼ1年前に、会場をおさえ、準備を行いました。何といっても問題は集客でした。有名人が登場するわけでもなく、整形外科医師による講演、チェア体操の実践、骨を丈夫にする食事の仕方の3本立てです。、チラシを8000枚用意しました。近隣の先生方にもお願いしましたが、5000枚近くを私が配ることになりました。診療所で配るだけは追いつきません。妻と時には息子も一緒にポスティングしました。診療が終わったあと、真っ暗な中のポスティングはなかなか貴重な体験でした。どう見ても、怪しい。よくぞ職務質問をされなかったと思います。偶然、長いことお顔を拝見してなかった方に出会ったり、思いのほか空き家が多いことに驚いたり。1週前にはほぼ配り終えました。当日は1時間くらい前から、ご来場をいただき、会場で行った「ロコチェック」も好評でした。200名を超える方々にお越しいただきました。当院の患者さんが、タクシーに分乗して、杖や押し車で駆けつけてくださったときには、涙がでそうだったです。みんなありがとうね。実感としては、ポスティングの効果はあまりなかったようです。やはり口コミで、患者さんから口の端にのぼることが重要だと認識しました。薬に頼らず、自ら元気になる方法を説明した、この講演会は大変有意義だったのではないかと自負しております。肩の荷が下りた私は、会の後仲間と痛飲し、ヘベレケになっちまった。