先日の日曜日、比叡山延暦寺へ行ってまいりました。

私の家は天台宗ですので、子供たちを連れて行きたかったのです。

密教に通ずるからなのでしょうか、お勤め一つにしてもいろいろ異なるようです。「南無阿弥陀仏」も「なむあみだぶつ」とはっきり唱えます。経木に水をかけたり、メンコのような紙をまいたり。

唱えるお経も、違うようです。私は全く不調法なので、「面白い」と感じるくらいですが。

templeさて延暦寺は、大きく3つに分かれていて、何と言っても中心は根本中堂のある東塔でしょう。敷地も広く、立派な塔や楼閣が並びます。広くて坂や階段も多く、腿は張ってくるし、汗ばみました。

木々の葉っぱはほぼ落ちていましたが、まだ秋を少し感じました。肝心の根本中堂は10年かけた大改修の真っ最中。全容を拝むことはかないませんでした。そのかわり工事の足場に登れて、上から屋根を眺めたり、得難い経験をしました。

あと二つの西塔、横川はよく言えば、観光化されておらず、人気もまばらで空気が一層冷たく感じました。

よくぞまぁこのような峻険な場所に寺院を開いたものだと、改めて伝教大使の偉大さを知ったのでした。

何も言いませんが、子供たちなりに何かを感じてくれたと信じています。