岸田内閣が発足した。世間の評価は芳しくない。

株価もダダ下がりで、日本を見る世界の投資家が評価していないことの表れではないか。

私もあまり評価しない。

総裁選の時、岸田陣営から支持の要請があったので「貴方は財務省のポチだから応援しない」と返事した。今でも正しいと思っている。

岸田さんは、「新自由主義からの脱却」をうたっているが、いつ日本が欧米のような富める者がますます富を独占する世の中になりました?

日本の問題は、デフレが続いて国民の給与がこの20年間上がらず、そのくせ社会保障費や消費税が上がることで、使える金が目減りし、貧困層がふえたことでしょう。私だって、頑張ればいつかは乗れると信じていたベンツは遠い遠い憧れとなった。分配するだけはそれは社会主義だ。人々は労働意欲を失う。

富を分配する(私自身は、日本には純粋な資本主義はなじまないと考えている)ならば、金持ちから財産を分捕るのではなく、下々まで所得を増やすことが大切なのではないか。給与が上がる仕組みが大切なのである。

そうであれば、持続的で低い水準の物価上昇が必要であることは明らか。給与を増やして購買力を高め、そのことで物価を押し上げる。

昼飯は2-3000円が今の世界の常識である。

そのためには国債を発行し、世の中に出回る金の量をふやすしかない。

この度の文芸春秋に財務事務次官が「ばらまき」と酷評した赤字国債の発行こそ日本を救う道なのである。それと消費税減税。

財務省の言う通り消費税を上げて日本はどうなった?経済の分からない法学部上がりに国家財政を任せてはならないのである。

もうすぐ総選挙である。10万円では貧困はなくならない。10万円のその先を立候補者に厳しく尋ねよう。