物心ついたころは、姉たちの受験が重なりあまりお出かけをした経験がない息子を連れて、谷瀬の吊橋を訪ねました。

人混みを避けるべく6時半出発、30数年ぶりの道中は険しい山間部をトンネルで貫く道路に感動しつつ、すれ違いに難儀した情緒を惜しみ2時間弱で到着。

ピリッとした冷たい空気が心地よい。1

しかも快晴だ。

前日の雨で濡れて少し滑る床板を慎重に歩く。めったに被写体にならない息子がポーズを作る!前後に誰もいない。写真撮り放題。

往復だけではもったいないので、2km弱坂道を登ったところにある社と、その先の展望台へ。歩くとしびれる脚ではあるが、足を運んだ甲斐あり。吊橋を斜めから見下ろす絶景。独り占めの優越感。3

ついでとばかり、山中の見事な紅葉を愛でつつ、山間道路を一路高野山へ。小一時間で到着したがびっくり。

竹下通りもかくやという奥の院周辺の人人人。歩道から溢れている。到底車を停めることもできず、金剛峯寺周辺も同様。車窓から眺めるだけでほうほうのていで下ったのだった。道中すれ違った渋滞の車列はいつたどり着いたろう?2

もう一つの目的は、九度山の柿の葉寿司だ。NHK大河「真田丸」が人気を博していた時、家族で九度山を訪ね、たまたま飛び込んだ「九和楽」の柿の葉寿司が絶品だったのだ。

「電車に乗ってでも食べに行きたい」と言い募る息子の願いを叶えるべく、訪ねる。

ひとつひとつ丁寧に包む。とれもジューシーなすし飯。

酒無しでは許されませんので、テイクアウトして、福島県喜多方の日本酒で美味しくいただきました。

高野山の紅葉は見事でした。

冬の高野山もいいので、また息子と?