私の大好きな「タイ王国」がきな臭いことになってきている。

国軍の支配下にある首相の退陣を求める政治運動が拡大している。

民主主義の国ではあるが、社会主義的な政権が誕生すると、軍がクーデターを起こし政権を奪取するようなことを繰り返してきたと理解している。

今までは軍事クーデターが起きれば、時のプミポン国王が間に入り、軍の納得する民政を敷き、ことを収めてきた。国父としての王であった。

ところが今回は、そうもいかないのではないかと考える。3年前に国民の敬愛を集めたプミポン国王が崩御された。この後を継ぐ、現国王ワチラーロンコーンがどうしようもない人物なのだ。はっきり言って愚物(金持ちのアホぼん)なんである。外国訪問に際し、入れ墨・へそ背中丸出しのチビタンクトップで栄誉礼を受ける愚かさ。しかも今はドイツで愛人と共に悠々自適の毎日。英国王室をしのぐ財産を持っているのだとか。

こ奴が国に戻って政情を戻す気概も気持ちもないのである。

きっと政権打倒は、王室打倒へと向かうと考える。というのも反政府運動にはきっと中国共産党の後押しがあるからである。

インドシナ半島で明らかに親米はタイだけである。チャイナとしてはなんとしても支配下におさめたい。その先兵が追放されたタクシン首相であったと聞く。

大東亜戦争の時も独立を失わなかったタイがあぶない。

タイの王政が倒れると軍政を社会民主主義の先鋭な対立を生むような気がする。またはその逆か?

新しい王室をつくるなど無理なので、王族からまともな人を選んで、国王を廃位にもちこむしかないのではないか。

タイが不安定になると、東南アジアの軍事バランスが崩れ、タイを東南アジアの拠点とする日本への影響が大きすぎる。

香港より目が離せない。