総選挙が終わった。

メディアの期待通りにはいかず、自民党は少し減ったけど、「立憲共産党」が国民の厳しい審判を受けることとなった。

日本国民の優秀さを改めて感じている。

メディアがどういい繕うとも、今の日本は存立の基盤が脆弱で危険な状態にあることを国民が感じているということだろう。

躍進した維新も、国民民主党も公明党どころか、ある意味自民党より改憲に前向きな政党である。おおいに期待したいところだ。ネックは岸田総理ということになる。

国民の意識の高さを示したものとして、コロナ禍でも「モリカケ」を追求していた立憲の議員全員が落選したり、「銀座三兄弟」が落選したことは喜ばしいことである。

議員は国民のために命を投げ出して働けということである。

その中、のうのうと当選した者もいる。

奈良県3区の「田野瀬大道」である。奈良県の都市部以外の広大な地域が選挙区と言う、保守的(悪い意味で)な土地を基盤とする代議士である。

このたび私の高校時代の同級生、前宇陀市長の高見省次君が同区に立候補したので、応援に行った。過疎に苦しむ地元を省みることなく、銀座で酒をなめている田野瀬に義憤を感じ、立ち上がったのである。

ポスターを貼る人材にも困るほどの組織で立ち向かったのである。

当日は07:30「大和八木」の駅で落ち合った。選挙カーは軽ワゴンである。支持者と私の3台で橿原、大和高田市内をまわる。彼の声はすでにガラガラだ。

私も白い手袋をつけて、手を振りながら運転。途中沿道から手を振られるととてもうれしい。

稲刈りの終わったやや黄色かかった田んぼに、緑の山々、青い空が美しい。古い集落やニュータウンを細かくまわる。

途中、大和高田駅前、橿原のイオンモール前で演説。私も生まれて初めて応援演説をさせていただいた。

話せば話すほど、今の政治に対する怒りが湧いてくる。ただしこんな政治家を選んでいるのも国民なのである。

残念ながら、3区の投票行動は変わらなかった。道路はよくなっても過疎が進んでいく現実をどう考えているのだろう。

今回の選挙では、大物?(ただのメディア有名議員も多いが)が落選する憂き目にあった。

国民の意識が変われば政治状況は変えられるのである。

テレビや新聞に騙されることなく、澄んだ目を持ち続けたいものである。