好天の元、朝6時出発で墓参りに行ってきました。

何度か書いていますが、我が家は但馬の山奥の出ですので、お墓参りは大変です。

田んぼの真ん中にあるお墓で、お水も持参。墓石が計10基あります。仏花が2対、小菊が16本。水は34リットル。掃除道具一式に、前栽の枝うち用に充電式ののこぎりや、焚火台も持参します。

夏は熱中症予防が欠かせません。

今日は息子も同伴。母が米寿を迎え体力的にきつくなってきており大変助かります。私も往復400㎞余りの運転はきつくなってきています。なんせ日帰り。年5回のお参りに、毎回宿泊といいた贅沢もできませんし、時間もない。

「墓じまい」も頭をよぎりますが、そうすると、私たちの出自が不明になり「根なし草」のような気分になり、踏み切れません。

「墓」が住民をその土地に縛り付けるために生まれた制度だとはわかっていても、何代かの子孫が故郷を持たないとうのもどうかと思うのです。

直系の男は私だけで、我が子孫から男が絶えたとき、我が家は消滅ということになるのでしょうか。

最近は娘が養子をとることもなく跡を継ぐ例もあるそうですが。これは「女系天皇」を画策するメディアの謀略であろうと私は勘ぐっています。もっとも「家」とは何かなど考えたことがない国民は今後も増え続けるのでしょう。

墓掃除の後お寺も訪問し、お昼としたかったのですが、街道の道の駅や食べ物屋さんはどこも盛況。駐車場に入るにも苦労するほどでした。コロナの間違った政策に抑圧されていた国民が一斉に解放された感がありました。でかけるほうが楽しいに決まっている。

改めて、専門家とやらのいい加減さと無責任さを問いたい。

飲食店を求め、無料の自動車道が開通したため使わなくなった一般国道を久しぶりに通る。「通行量も減り、きっとたくさんの店がなくなっている」との予想は大いに外れ、ほぼどの店も営業していました。

その中で、以前よく利用した、イタリアン&ケーキ屋さんへ。以前のような盛況とはいかないけれど、量たっぷりのパスタやピザをいただき、うれしくなって名産の黒大豆を使ったロールケーキまで購入。

楽しいお墓参りとなりました。

父が逝って25年。あと何年自分で運転して行けるでしょうか。