先日の新聞で読んだのですが、転職を希望したり、就職希望する男子の中で、いわゆる一般事務職を希望する人が増えているのだそうです。
一般職・総合職という区分は、雇用機会均等法施行と同じころ始まったと記憶しています。
残業・ノルマ・転勤がり、社内の地位が向上する機会が与えられ、給与も平均より高いレベルの総合職。対して、それらの辛さが少なく、その代り給与が低い一般職。
一般職を希望する、一番の理由は「ゆとりがほしい」のだそうです。
男子諸君、大丈夫ですか?
やりがいを感じる仕事を探して、放浪しているのじゃなかったっけ。その結果がこれ?
単純に考えましょう。資本主義の世界では、企業は利潤を追求します。すなわち、企業に利益をもたらすことが善なわけです。
一般職は直接の利益をもたらしませんよね。企業からはできるだけ減らしたい職種でしょう。
さらに今後IT化がますます進みます。
経理や総務の人材はどんどん減っていくでしょう。
アウトソーシングも進みます。派遣社員などの非正規雇用が進むのは自明と考えます。
不況になれば、雇用調整の格好の的ですね。
馘になることを考えてますか。「ゆとり」なんて言ってられないと思うのは、私のようなおじさんだけですか。
必死になって働いて、その中に生きがいが見つかるなんていう発想はないのでしょうか。
自分のためだけの人生なんて、つまらないと思いませんか?
君たちが困ったとき、親はもうあてにできないよ。