頼まれたことは断らない毎日を過ごしてきたために、なんやかんやと忙しくしています。

仰せつかっている仕事の一つに、大阪府ラグビー協会の医務委員があります。

大会への出務が主な業務です。幼稚園児を含むスクール大会から、トップのリーグワンまで。堺ラグビースクールに関わっていた関係で、私は中学生以下のカテゴリーが主体。

先日も14歳以下のクラブ大会へ行ってまいりました。

時々雪の舞う鶴見緑地球技場。グラウンドはフルサイズです。

ルール改正で、危険なプレーが反則になるなどラグビー界は努力をしていますが、どうしてもケガは伴います。特に人工芝は地面が硬いのでこわいです。この日も1面ではありましたが、医師二人でした。

40年以上の親友である中村先生と。病院実習も同じグループ。母上のお弁当を一緒に食べた仲です。

彼は今ラグビー関西協会の重鎮です。子供たちの健康と、ラグビーの健全な発展に尽力する彼の存在は、関西のラガーにとり大変な財産だと思います。

ピッチサイドに立ち、目線はプレイヤーに。ずっと会話は弾みます。

厄日だったのでしょうか。けっこうハードな一日でした。

脳震盪などラグビーはどのスポーツより安全に気を配った種目と思いますが、気の休まる時間はなかったです。

サッカーでもヘディングのし過ぎで、長い年月を経ての脳障害も言われています。

医師だけが危険を知っていても意味ないのです。

競技をする本人、家族、またその競技を指導するもの、統括する団体の役員。

皆が子供たちの人生に責任を負うのだという自覚が必要でしょう。

勝てばいいのだという指導をするチームもあります。

子供にスポーツさせるとき、「生涯スポーツとして楽しめればいいのだ」と思うか「リスクを犯しても道を極める」と思うのか。

保護者にも覚悟が求められます。

ただ、ラグビーはほんと素晴らしいスポーツです。

父が許さなかったことで、ラグビーを断念した自分の不甲斐なさを今でも情けなく思います。