連休を利用して、善光寺の前立本尊御開帳に参ってきました。1泊2日の強行軍です。

なんでも7年に1度のことだそうで。

我が家は天台宗ですが、私が別に信心深いというわけではありません。

ただ善光寺は、2008年の夏季北京五輪の際、チャイナのチベット人虐殺を理由に聖火リレーでの使用を拒否した過去を持つ。

そのような気骨のある寺を応援したいのは人情ですよね。

行ってきたんです。

前日長野県入りした私は、翌日5時半起床、朝食も摂らず6時出発。結局2日間6食の半分を車中でいただく羽目になる。

7時半に現地到着。己の判断の甘さを呪いましたね。すでに、人、人、人。

駐車場は何とか遠いところだけど確保。

ま回向柱に参るのに1時間並ぶ。この回向柱、紐のようなものでご本尊と結ばれています。なのでこの柱をなでることで、ご本尊と結縁するわけです。列は時間とともに伸び、私が帰るころには2時間待ちでした。

そのあと、ご本尊へお参り。これも本堂の入り口でお参りだけならすぐなのですが、本堂に入りご本尊の近くでとなるとこれも1時間待ち。

けっこう腰がつらかった。

さらに御祈祷いただくことで、間近で拝むこともできます。本堂に入るのも拝観料が必要ですし、御祈祷はいわずもがな。電車のグリーン、指定、自由席みたいな感じかな。

のんびりと買い物や、他の見学もしたかったけれど、帰路、高速道路の渋滞を考え、そそくさと帰阪しました。

本尊へのお参りは、個人的な祈願をする気にもなれず、日本国民の安寧をお祈りしてまいりました。

ご本尊と記しましたが、善光寺の御本尊は絶対秘仏で開かれることはないそうです。私の拝んだのは前立本尊という、いわば身代わりのご本尊だそうです。それでも7年に1度の御開帳ですから。

とんでもない人の波を見て、「日本人ていつからこんな信心深くなったっけ?」と感じた次第です。

いいことではありますね。ただ往復950km。ハンドルをもつ手や肩が疲れました。