長い梅雨が明けたとたん連日の猛暑。皆さん如何お過ごしでしょうか。

いつも申しておりますように、武漢肺炎ウイルスは、節度を保てばまったく恐れる必要はないと考えております。

現に、連日のワイドショーのバカ騒ぎをよそに、重症患者は増えておりません。

旅行も帰省も何でもすればいいのにと思います。

ただ、羽目を外して、大勢で宴会したり、カラオケいかないでね。ということです。

要は唾がかからなければよいと。言いたいことはまた後日。

この休みを利用して、信州へ出かけました。白馬の山々をハイキングと考えていたのですが、あいにくの天候で、急遽予定を変更し、糸魚川へ足を延ばしました。フォッサマグナ博物館へ行くためです。museum

フォッサマグナ。いわゆる大地溝帯。ここを境に日本は東と西に分かれます。その西端が糸魚川静岡構造線です。

小松左京さんの大ベストセラー「日本沈没」ではここに列島に亀裂が入り、日本列島は真二つになり、そして沈没します。親に隠れて読破したのが中1の時でした。

ちょうど中学の地理で習ったのと重なって、常に心の底に意識していました。スキーに行っては思い出し、大糸線に乗車しても思い出し。中部地震で意識して。

連れていかれた家族はいい迷惑です。ただの地層を見るためだけに、片道80kmのドライブ。博物館はどちらかと言えば鉱石の博物館でした。やはり地質学的に貴重な場所らしく、糸魚川は翡翠の名産地であります。また糸魚川石という独特の石も産出されます。また元海底だった関係で石灰岩がよくとれるらしくセメント工場もいくつか見かけました。

そこから少し離れたところに、東日本の地層と西のそれがぶつかり合って露出している場所があって、目の当たりにしてきました。写真のように明らかに色合いが変化し、肌触りも異なりました。FOSSA

47年前にタイムスリップ。日本沈没をまざまざと感じました。

家族にとって何の感激もなかったかもしれませんが、やり残したことをひとつ片づけた爽やかな気分でした。