イスラム国で戦闘員になろうと企てた大学生が取り調べを受けました。
マスコミは就職に失敗しただの、云々といかにも人生に病んだ人間が極端に走ったと報道しますが、僕はもう一つの可能性を考えています。
僕を含めて上の世代では、アラブと日本人といえば、テルアビブの岡本公三でしょう。
日本赤軍もアラブの地で活動していましたね。
神田の古書店店主。いかにも全共闘世代がかかわっていそうに考えるのです。
もともとイスラムの教えは、皆平等ということがあります。
本来平等でなければいけないイスラム社会が、石油のために異常な貧富の差に歪んでいる。
かたや共産主義の衰退で、活動の場が少なった日本で、昨今の米国式グローバリズムのひずみに落ち込んだ人がいる。
これを極左が見逃すでしょうか。イスラムと極左の連帯はないでしょうか。
今後の調査が待たれます。
イスラムに興味を持たれた方は、
 「一神教と国家」 中田考・内田樹共著 集英社新書
をご一読ください。
今話題の、イスラム法学の元教授はこの中田氏です。
イスラム国の思考が少しわかりますよ。
ちなみに、中田氏は私の高校の同級生です。もうすぐとあるTV番組に出演予定とか。
改めて、高校生活に感謝です。