「はやぶさ2」が本日午後、種子島宇宙センターから無事打ち上げられました。
長い炎と白煙をあげながら、雲のかすむ大空を突き進む「はやぶさ2」を見て、日本の誇りを感じました。
小学校3年の息子が、将来JAXAに入ってロケット打ち上げに関わる、という目標を持っています。それで打ち上げの時は、学校を休んででも見に行こうと約束していました。ところが今回は、発射が鹿児島の内之浦でなく種子島ときき、あえなく断念。よしんば行けてたとしても、打ち上げ延期で、帰阪するところでした。
帰宅した息子は、JAXAの録画映像を食い入るように見ていました。学校では見せてもらえなかったそうです。僕らのころなら、教室で見せてくれたと思います。今はいちいち上にお伺いをたてなければならないのかもしれません。ちょうど昼休みなのにね。教育効果は抜群と思いますけど、いかがでしょう。
ちょうど私が小学校3年の時、アポロ11号が月着陸をしました。TVでは毎日のようにアポロの飛行状況を解説する番組があって、世界中がわくわくしていたように思います。飛行船が月の裏になったときは、通信も途絶えて、不安になったり。当然、3人の飛行士は母船に残り月面に降りられなかったコリンズ飛行士まで、私たちには英雄でした。
今回の「はやぶさ2」はもちろん無人だけど、前回の「イオンエンジン」や「ターゲットマーカー」におとらない、日本人らしい創意工夫が目白押し。日本人の日本人による日本人のためのロケットと思います。
彼が地球に還ってくるのは6年後。
息子が目標に向かって邁進し、彼が製作にかかわったロケットの発射をこの目で見たいものだと心から思いました。

「小惑星探査機 はやぶさ2の大挑戦」という本もさっそく出版されているようです。(講談社ブルーバックス)